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ドイツ・ボトロップを拠点とする家族経営企業シーペックスがインガソール・ランド社に加わります

プログレッシブ・キャビティ・ポンプやポンプ・システム、デジタル化ソリューションの技術で世界をリードする専門企業シーペックス(Seepex)は、その成長の加速と45年以上におよぶ経営実績を今後も重ねていくため、インガソール・ランド(Ingersoll Rand)社に加わります。

インガソール・ランド社は、ミッション・クリティカルなエア供給を始めとする産業向けソリューションの世界的メーカーです。そのインガソール・ランド社は、シーペックスの買収を通じ、精密・科学技術(precision and sciences technologies:PST)分野における明確な成長戦略を推進して、ポンプ技術の提供拡大をはかるとともに、上下水道事業や飲食料品産業など成長性が高く持続性が見込め、消費者に近い市場でもっと皆様の目にとまるようにと取り組んでいます。

「当社インガソール・ランドのグループにシーペックスを迎えたことに大きな喜びを感じています。今回のグループ加入により、私どもの成長戦略は加速を続け、デジタル化能力やアフターマーケット事業の拡大、相補的な技術開発と技術革新の取組みを推進していくというコミットメントを明確に打ち出すことができました」と、インガソール・ランド社の最高経営責任者Vicente Reynal氏は述べています。

一方、シーペックスの会長でオーナーのUlli Seebergerも次のように説明しています。「インガソール・ランド社は、その社風や事業に対するビジョンとアプローチから、当社の引受け先として最適であると考えました。シーペックスは、45年以上にわたり家族経営の事業を続けてきましたが、顧客満足度に対するコミットメントを堅持するという当社のような目標と価値観をもつ売却先を見つけることが欠かせないと判断しました。インガソール・ランド社なら、当社の社員が安心して活躍できるものと確信しています」。

インガソール・ランド社でも協力して、シーペックスの社員が実践してきた非常に優れた成長戦略のサポートを継続していけることに期待を寄せています。インガソール・ランド社の副社長でPST分野担当ゼネラルマネージャNick Kendall-Jones氏は次のように話しています。「当社インガソール・ランドの製品ラインナップにプログレッシブ・キャビティ・ポンプを加えることは戦略的な優先課題となっていましたので、シーペックスによって将来の成長に向けた基盤が整うとともに、既存のPST部門を補うこともできました。実績あるシーペックスの能力と専門技術は、その特許取得や製品開発、さらにはポンプを中心に構築してきたロバストな産業IoTプラットフォームにおいて並ぶものはありません。特にこのデジタル化能力と関連するアフターマーケットでの取組みは、インガソール・ランドのPST部門全体に拡大したいと考えている重要なポイントです。私ども2社が協力できるのは大変光栄であり、シーペックス社員と一緒に仕事ができることを楽しみにしています」。

シーペックスはインガソール・ランド社のけん引役として、とりわけ両社の先進技術を既存の製品シリーズに統合していきます。製品の技術革新やデジタル化技術におけるシーペックスの市場リードするポジションについては、これまでと変わらず積極的な拡大をはかり、他の領域へも展開していきます。

2020年1月からUlli Seebergerがシーペックスの社長兼オーナーとなり、Dr. Bernd GroßとDr. Christian Hansen、Alexander Kuppeを取締役に指名して、さらなる発展のための経営チームを整えていました。今回の取引に際し、Ulli Seebergerは会長兼取締役会メンバーとして退任する以外、経営陣に変更はありません。Dr. Bernd GroßとDr. Christian Hansen、Alexander Kuppeの3名はこれまで通り、シーペックスのグローバル事業の責務を担っていきます。

「この度の会社所有権の変更が、既存のお客様やサプライヤとの関係に影響をおよぼすことは一切ありません。通常どおり業務を継続しながら、多くの相乗的な成長の可能性が見込める強力な企業グループの1社として、自らの意欲的なビジョンを追求していきます」と、営業サービス担当の取締役Alexander Kuppeは説明しています。

なお、この買収は必要な規制当局の承認を得て、第3四半期中には完了する予定です。

シーペックス、さらなる成長の加速に向けて