SEEPEX が革新的技術企業として評価されました

ボットロプのポンプのエキスパートは、このたび模範的なイノベーション・マネジメントを行っているトップ100企業の認証を受けました。

「All Things flow(すべてのものは流れる)」:世界をリードするスクリューポンプ・メーカである SEEPEX は、一流のハイテクポンプの製造をはるかに超えたところを目指して、企業としての主張を掲げています。中規模の企業である当社は、トータルコンセプトである「Digital Solutions」などの新展開によって、従来型の機械工学を未来に向けて確実にリードしています。このたび、ボットロプのスペシャリストは、ドイツ連邦全体の中でも革新的な一流企業として正式に認められました。6月19日に、SEEPEX は模範的なイノベーション・マネジメントおよび平均を超える革新的な成功を収めたことが評価され、「トップ100認証」を獲得しました。

ボットロプでは「イノベーションシティ・ルール」と呼ばれる、都市部の気候や構造の変化に伴う課題に対処する方策として、未来志向のアイデアやソリューションがこれまで10年間にわたって開発されてきました。イノベーションは、ルール地域の中心部で長きに渡り推進されており、すでに久しい前より近郊地域でも進められています。ボットロプの家族経営企業 SEEPEX は、約50年前から、スクリューポンプ・マセレータおよび制御システムの開発と製造に携わってきました。当メーカは、自社の製品を常に改良し続け、例えばメンテナンスが容易にできるようにするなど、ポンプの開発を継続し新しいポンプ技術を導入してきました。ポンプを制御し監視するためのデジタルソリューションは、既にかなり前より大きな付加価値を提供してきました。これらのソリューションは、ほとんどの場合、主要な顧客と共同でそれぞれのニーズに合わせて開発されます。SEEPEX の経営陣は、このようなデジタルの変化に早期から対応してきました。当企業は、スクリューポンプ業界において、「デジタルソリューション」により、環境エンジニアリング分野で下水汚泥の移送物を目的地まで運ぶのと同じように、ラズベリーなどの繊細な荷物を優しく搬送するスクリューポンプにて業界内で国際的パイオニアという役割を果たしています。このトータルコンセプトは、仮想現実によってデジタルでサポートされるポンプメンテナンスを始めとして、簡単にスペアパーツを発注できるデジタルポンプ管理、さらはデータに基づいたサービスに至る、モバイルとネットワークによるサービスシステムを提供しています。

SEEPEX の製品は、その80%が全世界に向けて輸出されています。当企業は1972年に設立され、現在はドイツ国外で18社の関連会社と子会社を擁し、70カ国超で販売実績をあげています。全世界では800人を超える従業員を雇用しており、そのうち423人はボットロプの本社勤務です。ここでは新しいアイデアを求める情熱が脈打っています。

デジタル・ソリューションでもパイオニアの役割を果たします

先端革新企業にとって、デジタル化は近年の最も重要な要素です。最近は、ポンプがリアルタイムで監視できるようになりました。SEEPEX のツールを用いれば、メンテナンスの一部は自分で実施でき、また遠隔操作でも実施できます。これにより、顧客は携帯電話またはタブレットを介してポンプにアクセスし、ポンプの制御や監視ができるのです。測定値はクラウドにて保存され、顧客または SEEPEX の分析を受けることができます。社内のデータ分析チームが、異常の可能性および異常の検知を担当しています。これにより、時間とコストが節約され、そのうえ故障が回避されるので生産性が保証されます。

未来を志向するチームでの仕事

ボットロプでは、十数名の従業員が一貫してデジタル推進をサポートしており、経営陣はイノベーションの推進に多くの時間を費やしています。毎年、従業員からは約200件の改善提案が寄せられ、通常はその約3分の2が実現可能です。2016年~2018年だけでも、SEEPEX は国内および国際レベルで13件の特許を取得しており、さらにはポンプが最高標準に見合うことを証明する認証がそこに加わりました。例えば、ポンプは食品分野で最高の衛生標準を満たし、EHEDGに準拠した認証を受けています。すでに SEEPEXのSCT技術は革新的な産業デザインに贈られるiFデザイン賞を受賞しており、その受賞理由は、優れた機能性と同時に、シンプルな扱いやすさが重視されているからでした。

120種類の厳密なパラメーター

今年で第27回を数えたトップ100コンテストの審査員たちに感銘を与えたものは、それだけではありませんでした。革新技術研究者であるウィーン大学のNikolaus Franke教授と彼のチームは、科学的な体系に基づく約120種類のパラメーターを用いて、トップ企業を選定するための検査を行いました。SEEPEX は、こうした厳密な基準に照らしても、最も革新的なドイツの中規模企業の一員という地位を難なく得ることができました。賞の選考委員長である科学ジャーナリストのRanga Yogeshwarを迎えた授賞式は、コロナ・ウイルスに関する規制を受けて今回は中止となりましたが、ボットロプでは経営陣と従業員が喜びに沸いています:「当社は技術的側面でほぼ50年以上にもわたり常に最高品質の製品を求めて仕事をしてきました。将来に向けても、それと同じ情熱が、継続的な共同作業の原動力となります。だからこそ私たちは、SEEPEX がトップ100に入ったことを誇りに思うのです」と、オーナー兼CEOのUlli Seebergerは言います。

変化を恐れません

「ボットロプに拠点を置く SEEPEX GmbH のような革新的な中規模企業は、変化を恐れることなく、むしろ変化をチャンスと捉えます。最も大きな規模のグループ(従業員数200人超の企業)に属する同企業は、科学的な選定プロセスにおいて、特に『外部志向/オープン・イノベーション』および『革新的なプロセスと組織』のカテゴリーで高い評価を受けました」という説明が、コンテストの主催者から示されています。特に主催者側に感銘を与えたのは、新製品や性能に対する取り組み方でした:新製品は、顧客との密接な交流の中で生まれます。新製品は、いくつもの段階を経て開発され、最も重要な顧客(「リードユーザー」)によってテストされます。SEEPEX の CTO であるChristian Hansen博士は、「顧客が付加価値の恩恵を受けることに成功して初めて、さらなる開発や調整が行われるのです」と、その手順を説明しています。「当社が顧客のプロセスにも改善の余地があることを発見するのは珍しいことではありません。当社は、そこに顧客へのサポートを強化するための重要なきっかけと理由を見出します。」

トップ100: コンテスト

1993年以来、compamedia社は特別な革新力と平均を超える革新的な成功を収めた中規模企業を対象に、トップ100の認証を与えています。2002年からは、Nikolaus Franke教授が科学的な指導を担当しています。Franke教授は、ウィーン経済経営大学の起業家精神・イノベーション研究所の創設者であり、所長です。トップ100の選考委員長を務めているのは、科学ジャーナリストのRanga Yogeshwarです。プロジェクト・パートナーは、応用研究推進のためのフラウンホーファー研究機構とBVMWです。メディアパートナーとしては、manager magazin、impulseおよびW&Vが企業比較を担当しています。以下の詳細情報をご覧ください www.top100.de.

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